DNA抽出実験

・DNA抽出実験について
 DNA抽出実験とは、水に溶けやすいというDNAの性質を利用した簡易的な実験です。
 抽出するものは、細胞分裂の盛んな部分を使います。主に、ブロッコリーの花芽や、白子、レバーなどを使います


・ブロッコリーのDNA抽出実験
【用意するもの】
 ブロッコリー、おろし金、すり鉢、すりこぎ、DNA抽出液、茶こし、食塩、中性洗剤、ガラス棒、エタノール

【実験手順】

@DNA抽出液を作る

まず、約10%の食塩水を作ります。(食塩水の濃度は濃いほう良いですが、10%程が溶かしやすいと思います)食塩をよく溶かした後、界面活性剤の入った中性洗剤を少し入れ、よくかき混ぜれば完成です。

Aブッロコリーをおろす

おろし金などを使い、ブロッコリーをおろします。その際、ブロッコリーを冷凍し、凍らせておくと、おろしやすくなります。凍らせても実験にはなんの支障もありません。また、おろしたものを凍らせて、保存することもできます。

Bさらにブロッコリーを細かくする

すり鉢などを使い、Aでおろしたものをさらに細かくします。この際に、細かくしておかないと、うまくDNAの抽出ができません。

C抽出液を入れ、5分ほど待つ

Bで細かくしたものに、@で作った抽出液を入れます。そして、少し混ぜます。この際に、強く混ぜるとDNAが壊れてしまうので注意しましょう。

D余分なものを取り除く

抽出液を入れ5分したら、茶こしなどで余分なものを取り除きます。余分なものを取り除いた液体の量が少ない場合は抽出液を取り除いたものの上から入れ、量を増やしてください。

Eエタノールを入れる

Dで余分なものを取り除いたものに、ガラス棒などを伝わせ、静かにエタノールを入れます。そして、少しすると気泡と一緒に細い糸状のものが浮いてきます。その糸状のものがブロッコリーのDNAです。



・ヒトのDNA抽出実験
【用意するもの】
 食塩水、試験管(大・小)、中性洗剤、コンタクトレンズ洗浄液、お湯、ガラス棒、エタノール

【実験手順】

@2%の食塩水を作る

この濃度は濃い方が良いですが、口に含むため、2%が良いと思います。1%では、DNAが余り抽出できないことがあります。

A口内の細胞を取る

@で作った食塩水を5mlほど口に含み、約1分口をすすぎます。この際、頬の内側を少し噛むと細胞が多く取れます。口をすすいだら、食塩水を試験管に取ります。


B中性洗剤とコンタクトレンズの洗浄液を入れる

Aで取ったものに、ブロッコリーのDNA抽出実験と同様に、界面活性剤の入った洗剤を少しいれます。その後、コンタクトレンズ洗浄液を2滴加えます。

C40度のお湯に着けて5分待つ

Bのものを、タンパク質を分解しやすくするために、40℃のお湯に着け、5分待ちます。

Dエタノールを静かに入れる

お湯に着けて5分後、ガラス棒などを伝わせ、静かにエタノールを入れます。そして、少し待つと気泡と一緒に細い糸状のものが浮いてきます。その糸状のものがヒトのDNAです。





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